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会社設立に適したお祝いやプレゼントは?

会社設立は、設立者にとって人生をかけた一大イベントでありお祝いごとです。そのようなお祝いごとに相応しいプレゼントとは何でしょうか。また、仏滅は会社設立を避けた方が良い日とされていますが、何故避けた方が良いのか、またそもそも何故仏滅が縁起の良くない日とされているのか、その理由をご存じでしょうか。

 

今回の記事では、会社設立に適したお祝いやプレゼント仏滅に会社設立を避けた方が良い理由と、会社設立日の注意点について解説するので、参考にしてみてください。

 

 

1 会社設立時のプレゼントの適正金額とは

会社設立時のプレゼントの適正金額とは

 

プレゼントの金額には、そのプレゼントを贈るきっかけとなった事象に応じた目安額があります。会社設立時のプレゼントの目安額を見ていきましょう。

 

会社設立時のプレゼントの目安額は、贈る相手との関係性によって異なります。会社設立者が知り合いや友人の場合は、5千円から1万円が相場です。先方が取引先で、それなりの付き合いの場合は1万円から3万円重要な得意先といった場合は3万円から5万円が相場となります。

 

なお、これらの金額はあくまでも適正金額の目安です。上記を参考に、今後の付き合いの重要性等を加味した上で、最終的に決めるのが良いでしょう。

 

 

2 会社設立に適したお祝いやプレゼント

会社設立に適したお祝いやプレゼント

 

それではその適正金額を元にしたプレゼントとは具体的にどのようなものか、また何を贈れば喜ばれるのかを見ていきましょう。

 

 

2-1 現金

 

現金

 

最もスタンダードかつ有用なプレゼント、それが現金です。送る側にとってはあれこれと迷う必要がなく、そして貰う側にとっても使い道と使うタイミングを自分で好きなように選ぶことができる、万能感のあるプレゼントだといえます。

 

現金を贈り物と場合、お札は新札を用意して、祝儀袋に入れて渡すのがマナーです。祝儀袋には熨斗(のし)を付け、表書きと送り主氏名を書き、紅白の蝶結びをします。

 

表書きは、原則として毛筆または筆ペンを用いて楷書体で書きます。無い場合は黒のマーカーでも構いません。表書きに相応しい言葉は「御祝」や「御開業御祝」等です。

 

これらを表書きの言葉とする理由は、後の章でも触れますが、日本では「4」がお祝いごとには相応しくない数字とされているためです。「御祝」は2文字、「御開業御祝」は5文字となり、4文字ではないということです。

 

送り主の名前が複数人の場合は、右から序列や年の順に書きます。3人までは全員の氏名を記載しますが、4人以上となる場合は、最も格上あるいは年長者の名前のみを書き、その左下に「外一同」と記載します。なおそうした場合は、祝儀袋の中に全員の氏名を記載した紙を入れるようにします。

 

 

2-2 ギフト券

 

ギフト券

 

現金だと直接的で生々しいと感じる場合、また中には現金だと受け取らなかったり、現金を貰うことに抵抗を持ったりする人もいますので、そのようなときはギフト券とするのが良いでしょう。

 

使い勝手は現金より劣るものの、やはり使い道や使うタイミングを自分で選べるのは貰い手にとってありがたいものです。また、換金することもできます。

 

 

2-3 カタログギフト

 

カタログギフト

 

現金やギフト券ほどでは無いにしても、カタログギフトも貰った側が商品を自分で選ぶことができ、使うタイミングをカタログギフトの有効期限の中で選ぶことができます。

 

また、カタログギフトは眺めているだけでも楽しく、現金やギフト券ほどの使い勝手はありませんが、逆に「こんな商品があるのか」というサプライズを与えることもできます。

 

また、祝儀袋のようなマナーやルールを気にする必要がありません。受け取る側にとっても気兼ねなく受け取りやすい、というメリットがあります。

 

 

2-4 植物

 

植物

 

植物は、あらゆるお祝いごとの定番のプレゼントです。植物には「スタンド花」や「フラワーアレンジメント」「胡蝶蘭」「観葉植物」があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

 

スタンド花の特徴には、事務所開き、または来客のある店舗型のお店の開店時に、花を飾るその場所をアピールして華やかさを演出できることがあります。

 

一方、その存在感により、店舗や入口の広さとのバランスによっては、悪目立ちしたり場所を取り過ぎたりして窮屈な印象を与える場合があります。スタンド花を送る場合は、事前にその場所をリサーチした上で、飾った状況を想像して贈るのが良いでしょう。

 

フラワーアレンジメントは、スタンド花ほど大仰なものにはならずに、お洒落でカジュアル感を演出できるものです。予算も自分の好みで設定でき、取り回しも良く、送られた方も扱いやすいものとなります。

 

胡蝶蘭の花言葉は「幸福が飛んでくる」です。見た目も華やかかつ繊細で、長持ちしやすく、花の香も控えめな、会社設立時のお祝い用に人気のある花です。一方、育て方にコツがありデリケートなため、花を生ける習慣が無い人や、出張が多い人には不向きとなるでしょう。

 

最後の観葉植物には、室内の直射日光が当たらないような場所でも育てることができるため、職場を和ませ、空気を清浄にするという特徴があります。一方、虫が集ることがあったり、世話に手間のかかる場合があったりするので、花や世話が好きではない人には避けるのが良いでしょう。

 

会社設立時のプレゼントとして人気のある観葉植物には、花言葉に「永遠の富」「長い幸」を持つ「ポトス」や、花言葉「すこやか」「永久の幸せ」の「ウンベラータ」花言葉「幸福」「開運」の「幸運の竹(開運竹、ミリオンバンブー)」等があります。

 

 

2-5 お酒

 

植物

 

お酒は古くからお祝いごとの代表的な贈答品として用いられています。特に日本酒は、縁起の良い銘柄(「国士無双」等)や会社設立者の氏名や設立した会社の名前を入れた包装をして送られることが定番です。

 

日本には「鏡開き」という目出度い席を祝う行事があり、その場所で活躍するのが日本酒です。鏡開きと聞くと大掛かりな「樽酒」をイメージするかもしれませんが、最近では手狭な場所でも気軽にできるような鏡開きセットが用意されています。

 

なお、お酒の種類は特に日本酒に限定する必要はありません。若い世代の会社設立者や、カジュアルな雰囲気の事務所の場合は、シャンパンのほうが好まれます。全ての贈り物に共通することですが、相手のことや状況をよく考えて選ぶのが良いでしょう。

 

 

2-6 スイーツや果物など

 

スイーツや果物など

 

お酒を嗜まない、そして現金もなんだか生々しいと感じる向きには、ケーキやお菓子といったスイーツ、または果物などがプレゼントとして重宝されます。特に開業時に複数人のスタッフを抱えている会社は、スイーツを囲んで皆を一致団結させる効果を期待できます。

 

 

2-7 銘入りのタオルやグラス

 

銘入りのタオルやグラス

 

念願の開業を果たした友人には名入れグッズがお勧めです。タオルやグラス等の日用品に名入れのものをプレゼントすることで、瑞々しい気持ちを思い出させる、または気持ちを奮い立たせることができるでしょう。

 

 

2-8 家電用品

 

家電用品

 

会社設立当初のような清潔なオフィスであり続けるために、またいつも新鮮な気持ちを維持するために、「掃除機」は最適なプレゼントです。掃除機は職場環境の改善にも繋がり、従業員やスタッフのモチベーション維持も期待できます。

 

来客の多い事務所には「コーヒーメーカー」もお勧めです。家にあっても意外と使わないことが多いコーヒーメーカーですが、職場では来客用としてはもちろん、従業員にも福利厚生用途として使用可能とすることで、活躍してくれるでしょう。

 

 

2-9 インテリア雑貨

 

インテリア雑貨

 

会社設立時に事務所を構えるところへのプレゼントには、インテリア雑貨が好まれます。例えば、年齢層の高い社長や来客者が多い事務所には「招き猫」を送ることで、事務所のワンポイントとなり来客者にインパクトを残すことが期待できます。

 

来客者と事務所内のスタッフを和ませるための大事なアイテムには「花瓶」があります。先に会社設立時のプレゼントとして植物を取り上げましたが、花は人気のある贈り物であるため貰う数も多く、そのため後の処遇に困ることになることも事実です。

 

そこでプレゼントとして花瓶を贈ることで、それらの花を長く生かすことができ、またその後も季節や気分に応じた花を生けることで、事務所内の空気の改善に役立たせることができます。

 

また、プレゼントが花ではなく花瓶であるということで、気が利く人として好印象を残すことができ、また花瓶を見るたびに送り主のことを思い出してもらえるでしょう。

 

「置き時計」も会社設立時のプレゼントとして好まれるインテリア雑貨です。時計としての機能が既に実用的であることに加えて、その置き時計に会社名をワンポイントで入れておくことで、来客者にも会社名を覚えてもらいやすくなります。

 

他には、女性の多い職場には「加湿器」や「空気清浄機」が有難がられるプレゼントです。設立後間もない事務所に加湿器や空気清浄機を置くことで、経営者が職場環境や従業員のことを気遣っているかをアピールできるアイテムとなるでしょう。

 

 

3 お祝いの注意ポイントとは

お祝いの注意ポイントとは

 

さてここからは逆に、会社設立時のプレゼントには適さない、またはマナー違反となるものを紹介しましょう。これらには具体的な品物もあれば、品物自体にではなく個数や色に由来するものがあります。

 

 

3-1 足元のもの

 

足元のもの

 

足元のものとは、「スリッパ」「靴下」「敷物」などの足元に位置するものです。これらは「踏みつける」ものであるためお祝いごとに対するプレゼントには不適切なものとなります。

 

 

3-2 下着

 

下着

 

下着も、先の足元のものと同じような意味合いで会社設立時のプレゼントには適さないものとなります。下着とは「下に着る」ものであり、送られた方を見下すものとみなされるためです。特に、年配者や目上の人に対しての贈り物とするのは止めておきましょう。

 

 

3-3 万年筆、腕時計、鞄

 

万年筆、腕時計、鞄

 

これらはどれもビジネスに必須のものであり、実際に贈られて嬉しい人もいるでしょう。ただし、これらのプレゼントに込められる意味は、より励むこと、さらなる研鑽を必要とすることとなりますので、人によっては煽られたように受け止める人もいるため注意が必要です。

 

誤解を招かないように、ごく親しい間柄やかねてよりこれらに対してこだわりを持っている会社設立者では無い限りプレゼントとしないほうが無難です。

 

 

3-4 御札、御守、パワーストーン

 

御札、御守、パワーストーン

 

これらは本来宗教的な装飾品であり、その人が特定の宗教に属することを意味するものです。無宗教が多い日本人ですので、贈られて嬉しい人、また縁起が良いものとしてアクセサリー位に受け止める人もいるでしょう。

 

しかし、もしプレゼントされた方が特定の宗教を信仰していたり、何らかのメッセージとして受け止めたりした場合は、その後の関係性に深刻な影響を落としかねません。先方のことを良く知らない場合はこれらを贈るのは止めておきましょう。

 

 

3-5 赤いもの

 

赤いもの

 

ここからは具体的なものではなく、プレゼントとしてマナー違反のもの、縁起が悪いものを上げていきます。こちらの「赤いもの」には、赤字、すなわち損失や借金のイメージを含むものとなります。したがって、赤を基調とした花、例えば赤いバラや、赤いものを連想する暖房器具は止めておきましょう

 

また、赤いものの事象に火がありますが、火は特に縁起が悪いものとされていますので、火が関係するライターや灰皿もプレゼントにはタブーなものとなります。

 

 

3-6 縁起の悪さを連想するもの

 

縁起の悪さを連想するもの

 

縁起の悪い贈り物として代表的なものが「くし(櫛)」と「ハンカチ」です。くしには「苦」そして「死」をあてて、縁起が悪いものとされています。

 

ハンカチは漢字で「手巾(てぎれ)」と書きます。てぎれ、すなわち縁が切れるということに繋がり、お祝い品としては最も縁遠いものといえます。

 

また、あとに残らない「消えもの」であるということで弔事の定番とされる贈答品に「海苔」や「お茶」等の乾物があります。これらもお祝いごとのプレゼントには不適当とされています。

 

また日本では、前章にて触れたように「4(死)」や「9(苦)」にまつわるものを贈り物としてタブーとしています。海外(キリスト教文化圏)では、「6」や「13」が縁起の悪い数字です。

 

逆に日本では、「8」は漢字で八、すなわち末広がりの意味を持つため縁起の良い数字として好まれています。これらの縁起がよい、悪いは文化に基づくものです。会社設立者が外国人の場合は、プレゼントのもつ数字には特に注意した方が良いでしょう。

 

なお、プレゼントは贈られて嬉しいものですが、その中でも心配りが感じられるものは特に貰ってうれしいものです。一方、逆に貰って嬉しくない、マナー違反となるプレゼントもありますので、この記事を吟味して相手のことを想って選ぶことが大切です。

 

 

4 仏滅に会社設立を避けた方がいい理由とは?

仏滅に会社設立を避けた方がいい理由とは

 

仏滅は六曜の中でも祝事に向いていない日です。会社設立はめでたい日であり、仏滅は六曜の考え方の中では赤口と並んで、会社設立日とするのは避けるべき日ということになっています。

 

仏滅は、「六曜」を構成する6つの「曜」のうちの1つです。六曜とは、カレンダーの下に記載される、吉凶や運勢を指す「暦注」の代表格であり、現代においても結婚式などの祝事や葬式などの弔事の日取りの基準として用いられます。

 

六曜は、中国を発祥地としており、日本には鎌倉時代(14世紀)に伝わり、江戸時代に大きく広まったといわれています。六曜には6つの曜があるといいましたが、その6つとは「先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口」です。

 

六曜は基本的にこの順番通りに進み6日で1周します。先勝から始まり、赤口まで続くと、また先勝に戻ります。6つの曜にはそれぞれの特徴に応じて吉凶があるとされています。その特徴に応じて各行事に相応しい、または相応しくない日を決める基準となっています。

 

六曜の6つの曜、それぞれの特徴を見ていきましょう。最初の「先勝」は「せんしょう(せんかち、さきがち、さきかち)」と読みます。特徴は、読んで字の如く、先んずれば即ち勝つ日ということになります。物事を早く済ませるのが良い、万事急ぐが吉という日です。

 

先勝では急ぐことが吉とされているため、一日の中でも午前中が吉とされています。そのため、例えば結婚式などの祝事を先勝に行う場合は、午前中に行うのが良いとされます。

 

逆に先勝においては、先んじなかった午後が凶ということになりますので、午後の祝事は避けるべきとなります。なお、一説には六曜における午前中とは、午後2時までの間です。

 

次の「友引」は「ともびき」と読みます。元々の意味は、共に引き分ける日、すなわち勝負事で引き分けになる日でした。現在では友を引く、または共に引くという風に捉えられており、そこから共に/友に幸せを分かち合う日として、結婚式を行うには良い日とされています。

 

また、友を(凶事に)引き込むとして、葬式などの弔事は避けるべき日と考えられています。時間帯別の吉凶では、朝は吉、午前11時から午後1時までが凶、そして夕方は大吉となります。

 

「先負」は「せんぶ(せんぷ、せんまけ、さきまけ)」と読みます。前述の先勝と対をなす特徴を持っており、すなわち先んずれば即ち負ける、とされる日です。速いことを拙速と捉える日で、急な用件や急ぎの対応を避けることが良く、平静であることが吉とされる日となります。

 

そのため、先負は勝負事には向かない日です。ただし、先負では午前が凶、午後は(小)吉となりますので、結婚式などの祝事を午後に行うのは悪くありません。

 

結婚式などは、前述の友引やこの後に取り上げる大安に集中しますが、その分先負は予約が取りやすく、また値段も安く済む場合があります。そして前述の通り、先負でも午後の時間帯は吉となりますので、午後に行うことで縁起の良さも満たすことになります。

 

かつて仏滅は「物滅」という漢字をあてており、物事が終わるという意味合いを持つ日でした。現在では、漢字の通りに仏ですらも滅するという特徴を持つ日となっており、六曜の中でも特に縁起の悪い日と目されます。

 

病気になると長引くともされており、結婚式などの祝事を行うには相応しくない日です。なお、縁を切る日には良い日とされているため、葬式などの弔事を行う分には問題ないとされます。

 

仏滅はその特徴通り、終日が凶であるとする説がある一方、次の日が大安であることから、午後以降は運気が上向き吉となるという説もあります。

 

仏滅の次の日である「大安(たいあん)」ですが、現在では大安というと、手放しでめでたい日と捉えられがちですが、大安の本来の特徴は万事において凶とされない日(必ずしも大吉の日という訳ではない)、でした。

 

ただし、ここまで見てきたように六曜にも諸説があり、それぞれの曜の特徴も微妙に変化してきているため、大安をめでたい日と捉えることも現代の解釈としては有りといえる、むしろ一般的であるといえるでしょう。

 

実際に現代において大安は、結婚式などの祝事を行うのに最も人気のある日となっています。なお、大安では一日のうちで凶となる時間がなく、終日吉であるとされます。

 

大安の次は「赤口」で、読み方は「しゃっこう(しゃっく、じゃっく、じゃっこう、せきぐち)」です。赤口は赤という文字を含んでいますが、この赤にめでたい意味はなく、「赤字」に代表されるような、出血や火に繋がる不吉な意味のみがあります。

 

赤口の由来は、陰陽道の「赤舌日」(しゃくぜつにち)とされています。赤舌日は、羅刹神が支配をする不吉な日とされており、赤舌日を由来とする赤口は、その特徴を受け継いで万事に向かない日となります。弔事にも向きません。

 

ただし、時間帯では午前11時ごろから午後1時ごろまでは吉とされています。そのため、弔事もその時間帯に限っては良いとされています。

 

以上が六曜のそれぞれの曜の特徴です。さて、先に六曜は順番通りに進むといいましたが、実際には順番に先んじる優先事項というものがあります。

 

その優先事項により、順番が守られなかったり、または同じ曜が続いたりする場合があります。例えば、2022年8月25日は先勝で、順番通りにいくと8月26日は友引となりますが、実際には先負です。

 

このような順番が守られない要因となる優先順位とは、旧暦に基づいた各月の1日が、それぞれ6つの曜の特定のどれかが割り当てられている、というものです。旧暦の1日と六曜との関係は下記のようになります。

 

  • 1/1、7/1→先勝
  • 2/1、8/1→友引
  • 3/1、9/1→先負
  • 4/1、10/1→仏滅
  • 5/1、11/1→大安
  • 6/1、12/1→赤口

 

前述の例で見ると、2022年8月25日(先勝)は旧暦では8月30日となります。翌日の8月26日は順番で行くと先勝の次の友引となりますが、旧暦では9月1日となり(旧暦に8月31日はありません)、9月1日は先負と決まっているため、順番が守られなくなっている、ということです。

 

六曜の他の曜と会社設立日との関係を見ていきましょう。先勝は、先んずることで勝負事を制する日であるとされるため、会社設立というある種の勝負事にも向いている日とされます。特に先勝の中でも吉とされる午前中は、会社設立手続きを行うのに向いていることになります。

 

友引は勝負事において引き分けとなる日とされていますので、会社設立にも向いていない日となります。共に凶を引くという解釈から、事業提携や合併にも向かない日、とされることもあります。

 

先負は「負」という言葉がついている時点で会社設立日には向いていません。もしその日を会社設立日とするのであれば、先んずれば負ける、すなわち早めの(午前中の)行動は慎んで、先負の中でも吉とされる午後に行うのが良いでしょう。

 

大安は、本来万事において凶ではないという位の日でしたが、現代では最も吉である日と解釈されています。そのため、大安は六曜の中で会社設立をするには最も適した日ということになります。

 

一方、大安を何もしないことを良しとする日とする解釈もあります。その解釈に基づいて大安に会社設立を避けるケースもあります。

 

なお、解釈によっては仏滅も、滅する=新生すると捉えて、あえて仏滅に会社設立を行う場合もあります。何事も囚われすぎないようにする、ポジティブに解釈する、ということも、会社を設立する上では重要であるといえるでしょう。

 

最後の赤口は、先にも触れましたが会社設立に限らず何をするにも向いていません。ポジティブに解釈することも難しいため、六曜の考えを参考にするのであれば、この日にあえて会社を設立しなくても良いでしょう。

 

 

5 会社設立日の注意点とは

会社設立日の注意点とは

 

最後に、実務的な会社設立日を見てみましょう。実務的とは、例えば会社設立を担当する役所の業務日という意味です。また、会社設立日と税金に関するトピックにも触れます。

 

 

5-1 会社設立できない日とは

 

会社の設立とは、法務局にて会社設立登記の手続きを行うことを指します。すなわち、法務局の休業日を会社設立日とすることはできません。法務局は平日を業務日としており、土日祝日と12月29日から翌年1月3日までは休業日となります。

 

なお、会社設立登記にはオンラインシステムがあります。「登記・供託オンライン申請システム」という名称のシステムで、利用時間は平日の8時30分から21時までです。ただし、当該システムへの送信時間が17時15分以降となった場合には、申請日は翌業務日として処理されます。

 

また、法務局には会社設立登記申請書を郵送して申請を行うことも可能です。ただし、郵送の場合は郵送側の都合により、自身の想定していた日(会社設立日)に書類が到着しないことが有りえます。

 

 

5-2 会社設立日とは

 

会社設立日は会社設立登記の申請日となります。設立登記の完了日ではありません。なお、会社設立登記は、申請日から完了日まで早くて3日、長い場合は2週間ほどかかります。

 

また、前述のオンライン申請の場合、会社設立日と考えた日に申請を行ったとしても、17時15分以降に送信していた場合は、翌業務日が申請日、すなわち会社設立日となるので注意してください。

 

なお、法務局は地域に出張所を設けています。出張所では不動産の登記は受け付けていますが、会社設立の登記は受け付けていません。赴く法務局が出張所かどうか、会社設立登記を受け付けているかどうか事前に調べておくようにしましょう。

 

5-3 会社設立日と税金の関係

 

税金の中には会社設立日と関係があるものがあります。会社設立日によって税額が異なる場合があり得る、ということです。

 

その税金の1つは「消費税」です。消費税は、資本金が1,000万円未満の場合、2期目までは免税事業者扱いとなります。すなわち、先の資本金の条件を満たす会社は、設立後2期目までは消費税を納付する必要がありません。

 

1期あたりの最大日数は(うるう年を除いて)365日の12ヶ月です。会社設立日と1期の決算日が近ければ近いほど1期目の日数は少なくなります。すなわち、消費税の免税期間も少なくなるということです。

 

例えば、決算日が会社設立日の1ヶ月後であるケースと12ヶ月後であるケースの2パターンを考えてみましょう。会社設立日の1ヶ月後に決算日を迎えるケースでは、1期目の1ヶ月+2期目の12ヶ月の合計13ヶ月が免税期間となります。

 

これが会社設立日の12ヶ月後に決算を迎えるケースでは、1期目の12ヶ月+2期目の12ヶ月の合計24ヶ月が免税期間となります。このように、1期目の期間によって消費税を納めなくても良い期間が増減することになります。

 

また、もう1つ会社設立日によって異なる税額となり得る税金に「均等割」というものがあります。均等割とは、決算を元に算出される税金である「法人税等」を構成するうちの1つです。

 

法人税等は、決算(黒字の程度、または赤字であるか)を元に算出されますが、この「均等割」に限っては決算に左右されない固定額となります。

 

自治体によって均等割の税額は異なりますが、資本金が1,000万円未満で従業員が50人以下で、会社設立日を2022年4月1日として決算日が2023年3月31日とする12ヶ月間の場合の標準的な税額は7万円です。

 

これが、仮に会社設立日が2022年4月2日から同年4月30日までの何れかの日だとすると、この4月分は1カ月未満とみなされて均等割の対象外となります。すなわち、1期目は11カ月分の均等割(70,000円*11ヶ月/12ヶ月≒64,100)となります。5,900円の節税効果を出せるということです。

 

消費税の観点からは、期間が長い方が税額を減らせる可能性が高く、均等割の観点からは、期間が短いほうが税額を減らせるということになるので、参考にしてみてください。


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